Categoria カーニバル

毎年4月はイタリアでも満開の桜のお花見シーズンですが……..

北のエミリアロマーニャ州のモデナ県に位置するヴィニョーラという町では毎年4月に満開の桜を楽しむ事ができます。 しかし日本の情緒ある桜前線や幻想的な夜桜や、咲き乱れる満開の桜の景観を楽しみながらお弁当を広げてのお花見…などとはちょっと違います。 毎年5月を過ぎてから、イタリア中の店頭を真赤に染める美味しいサクランボ :アメリカンチェリーやサワーチェリーなどの豊作を祝う桜祭りが、満開の桜の下4月に行われます。 ヴィニョーラの町のその桜祭りには近隣の地域住民などが沢山訪れ、露店が並び子供向けの乗り物やゲームやアクティビティベルサリエーレ兵士達の楽団、地元の名物料理など、町中が賑やかになります。 カーニバル風の山車もでます。イタリアでも、毎年日本の満開の桜が全国ニュースで流れる為、桜が大好きな日本人のことを周知している彼らは茶目っ気たっぷりに、着物を着て日本人の振りをして、桜山車も出動させ、動いている山車からは子供達がお菓子を投げてくれます。 もちろん、イタリア人が日本のお花見をどのようにイメージしているかは微妙ですがでも、人と人を結びつけ、笑顔を増やす方法なんです。今、私達はこれまで以上にそれを必要としています。

イタリアのカーニバルは、理性を失うことを許される年に一度のお祭り

カーニバルはキリスト教のお祭りですが その起源は遥かに遠い時代の 古代ローマの政治的宗教に見られます。 さらに古典ギリシャ時代のディオニュシ アンの饗宴にさかのぼり ローマのサトゥルナーリア祭に由来し 毎年恒例の祝祭となりました。 このお祭りの間だけは、冗談や遊戯に 専念する為に、日頃の規則や義務から 解放されることが許されました。 さらに、仮面で顔を隠す事で、格差社会 の中で誰と認識することを出来なくしま した。 そして、お祭りが終われば、厳格さと 秩序ある日常生活に戻りました。 古代ラテン語から派生したカーニバルに 関連することわざに、「年に一度は、 理性を失い夢中になることは許されま す」とあります。 カーニバルの語源は、ラテン語の carnem levare「肉を取り除く」  に由来します。 「肉を取り除く」というのは、お祭りの 最終日に開催された宴会を示しています。 肉を食すことを禁じられていた 四旬節です。 カーニバルでは、「ジョークには それぞれ意味がある」ということわざも あります。 実際、ジョークだけでなく、仮面で身分 を隠して、街の著名人や領主、権力への 嘲笑をする事においてもその自由は許さ れました。 仮面はイタリアのカーニバルの 主人公です有名なのはベネチア のもので 熟練した職人が夢中になって製作して います。 しかし、仮面は顔を隠すことだけに…

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